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NonStop サーバータイムシミュレータ:OPTA2000

HPE NonStop サーバー内に複数の仮想時刻とタイムゾーンを作り出すタイムシミュレートソフトウェア

OPTA2000はNonStop サーバーのシステムタイムを変更することなく、サーバ内に異なるタイムゾーンや日付時刻のアプリケーション環境を構成可能なタイムシミュレートソフトウェアです。グローバルシステムのサーバ集約や共用開発機での効率的な試験作業などNonStop サーバーのシステム運用と開発の効率化に寄与するソフトウェアです。

OPTA2000の特長

  • NonStop サーバーのシステム時刻を変更せずアプリケーションに仮想の時刻とタイムゾーンを提供
  • 対象アプリケーションのソースコードの変更やリコンパイルは不要
  • 任意の過去および未来の日付時刻をシミュレート可能。常に特定の日付時刻を返す設定も可能
  • アプリケーションをグループ化しシミュレート時刻を個別に設定可能。アプリケーショングループはファイル、プロセス名、起動ユーザなど多数の条件で定義
  • コンフィグレーションファイルとコマンドインターフェイスによるシンプルな運用管理

OPTA2000の適用用途

Time Zoneのシミュレート
日付時刻のシミュレート

日付時刻のシミュレートによる開発・試験作業の効率化

OPTA2000は、ひとつのNonStop サーバー上に複数の(仮想の)日付時刻の環境を構成することができます。対象のアプリケーショングループ毎に任意の過去または未来の日付時刻をシミュレートし、アプリケーションにシステム時刻として提供します。そのため、年またがりや閏日、年次・月次処理バッチなどのシステム時刻の変更を伴う試験を、開発機を占有することなく日中の任意の時間に作業することができます。OPTA2000を使用することにより、開発機のリソースの有効利用と開発作業の効率化が可能となります。

タイムゾーンのシミュレートによるグローバルなサーバとアプリケーションの集約

OPTA2000は、ひとつのNonStop サーバー上に複数の(仮想の)タイムゾーン環境を提供することができます。例えば、グローバルに分散したノードを単一のNonStop サーバー上に集約し、各ノードのアプリケーション群を元のタイムゾーンで運用することでグローバルなシステムの整合性を保つことができます。また、サーバやアプリケーションを異なるタイムゾーンに位置するデータセンターにホスティングするような場合、アプリケーションをローカルのタイムゾーンで稼働させることでユーザにホスティングを意識させないスムーズな移行が可能になります。

OPTA2000によるタイムシミュレーションの概要

対象のアプリケーションにはOPTA2000のライブラリがアタッチされます。アプリケーションが時刻関連のプロシージャコール(Timestamp等)を呼び出すと、ライブラリはそのコールをインターセプトし、OPTA2000の時刻シミュレータプロセスを呼び出します。時刻シミュレータはOSからシステム時刻を取得し、コンフィグレーションの内容に応じた時刻のシミュレーションを行い、アプリケーションに仮想の時刻を返します。
OPTA2000のライブラリがアタッチされないアプリケーションは時刻シミュレーションの影響を受けません。

OPTA2000による時刻シミュレーション

OPTA2000のシステム要件

HPE NonStop サーバー

NonStop Kernel Gxx (Sシリーズサーバ)
NonStop Kernel Hxx (Integrity NonStopサーバ)
NonStop Kernel Jxx (NonStop Bladeサーバ)
NonStop Kernel Lxx (Integrity NonStop Xサーバ)

※OPTA2000, FileSyncは、TANDsoft Consultants Incorporated の商標または登録商標です。
その他の会社名、製品名は各社の商標または登録商標である場合があります。

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