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CSP PassPort

HPE NonStopサーバーのセッションコントロールと監査

CSP PassPort

HPE NonStopサーバーへのユーザのアクセス制御、コマンド実行制御、およびその監査

企業にとってIT内部統制は近年その重要性を増しています。IT統制の中でも特にIT基盤に対する適切なアクセス管理とその監査は重要な要件です。CSP PassPortは、HPE NonStopサーバーへのアクセスにおけるセキュリティレベルをより強固にすると共に、IT統制で求められるアクセス管理要件に応えるアクセス管理ソリューションです。

CSP PassPortの導入メリット

誰が、いつ、どこからアクセスし、どのような操作を行ったかを記録

CSP PassPortはオペレータによるHPE NonStopサーバーでの活動を全て記録します。CSP PassPortが導入されたシステムでは、オペレータのログオンからログアウトまで、入力した全てのコマンドが自動的に記録されます。記録されたログからレポートを出力し、どのアカウントが・いつ・どのようなコマンドを実行したかを監査することができます。

不正アクセスを防止するきめ細かなアクセス管理

CSP PassPortは、各オペレータに与えられている権限に応じ、アクセスできる時間帯や使用コマンドを制限するようなきめ細かなアクセス制御を行うことができます。また、固定または単純なパスワードを使用することによるセキュリティ問題がよく知られていますが、CSP PassPortではその対策としてパスワード管理機能(定期変更、パスワード品質要求など)を用意しています。

GUI操作による簡単・迅速な設定変更

CSP PassPortにはWindows PC上で稼動するGUIが用意されています。システム管理者による作業はすべてGUIから実行することができ、HPE NonStopサーバーへログインしてコマンドを入力する必要はありません。CSP PassPortはシステム管理者の作業負荷を軽減し生産性向上に役立ちます。

HPE NonStopサーバーのセキュリティをより強固に

CSP PassPortはHPE NonStopサーバーのセキュリティインフラ「Safeguard」が提供するセキュリティ機能をベースにアクセス管理機能を強化するソリューションです。CSP PassPortを使用することにより、Safeguard の設定はそのままで、アクセス機能の設定追加変更をタイムリーかつ柔軟に行うことができます。

CSP PassPortの主な機能

入力コマンドのロギング

CSP PassPortはオペレータのログオン・ログオフ操作およびオペレータがそのセッションにて入力した全てのコマンドを記録します。入力コマンド、実行アカウント名、時刻、IPアドレス、許可されたコマンドであるか否か等の情報がひとつのログとして保存されます。
コマンドのログファイルは世代管理機能により最大999ファイルまでディスク上に保持・管理することができます。

HPE NonStopサーバーへのユーザのアクセス制御

CSP PassPortはユーザのシステムへのアクセス制御機能を持っています。

ログオン許可時間帯 アカウントまたはアカウントグループ毎にシステムにログオン可能な曜日・時間帯を制限することができます
IPアドレス制限 アカウントまたはアカウントグループ毎にアクセスできるIPアドレス(またはアドレス帯)を制限することができます
アカウントロック あらかじめ設定した回数まで連続してログオンに失敗すると、当該アカウントをロックしログオン不可にすることができます
アカウント有効期限 アカウントに有効期限を設定し、有効期限切れのアカウントのシステムアクセスを不能とします
自動ログオフ あらかじめ設定した時間にコマンド入力が行われなかった場合、自動的にログオフが実行されます

accesstime

ログオン許可時間帯設定の画面

HPE NonStopサーバーへのコマンドの実行制御

CSP PassPortはアカウント毎に設定された権限に従い、コマンドの実行を制限する機能を持っています。オペレータから入力されたコマンドがそのアカウントの非許可コマンドであった場合、CSP PassPortはそのコマンドのOSでの実行をブロックします。このコマンド制御機能による許可・非許可コマンドの設定は、アカウントまたはアカウントグループ単位に行うことができます。
*このコマンド制御機能はGUARDIAN環境でのみ有効です。OSSコマンドの制御は対応しておりません。

パスワード管理機能

CSP PassPortはアカウントパスワードに関する脆弱性リスクを軽減するパスワード管理機能を備えています。

パスワード有効期限 パスワードに有効期限を設定することができ、アカウントパスワードの定期的な変更を実現できます
有効期限切れ後にユーザが変更を行うまでの猶予期間、初回ログオン時のパスワード強制変更等の設定が可能です
パスワード品質 ユーザが入力するパスワードの品質水準を設定することが可能です
最小最大桁数指定、英数特殊文字混在指定、辞書単語非許可、同一文字連続制限 など
履歴管理 アカウントのパスワード履歴を管理することにより、同一のパスワードが繰り返し使用されることを防ぎます
履歴保持の回数として0から99まで指定可能です

監査用レポートの出力

CSP PassPortは自身で記録したログファイルを元に各種レポートを作成する機能を持っています。CSP PassPortには20種類以上の組み込みレポートがあらかじめ用意されており、適切なレポートを選択することにより、システムアクセスの監査、不適切なオペレーションの調査に必要な情報など、システム管理者のニーズに応じた監査情報を容易に得ることができます。

組み込みレポートの一例

ログオン実行履歴(成功、失敗)/ 特定ユーザで実行されたコマンド/ 非許可コマンドの実行履歴/ 管理者ログオンの履歴 など

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組み込みレポート選択画面

また、CSP PassPort Safeguardオプションにより、SafeguardのAuditログをソースとした分析・レポーティングを実行することも可能です(オプション機能)

管理作業を効率化する便利な機能

CSP PassPort GUIには、システム管理者の作業を効率化する以下の様なツールを備えています

SPOOLVIEW CSP PassPort GUIからHPE NonStopサーバーのスプーラジョブの操作を可能とするツール。スプーラジョブの参照、PCのディスクへの保存、PDF化、印刷が可能
CSP Editor CSP PassPort GUIからHPE NonStopサーバー上のEditファイルおよびPC上のテキストファイル操作を可能とするツール。ファイル参照、変更・保存、PCのディスクへの保存、印刷が可能
Scheduler プログラムやTACL MACROをスケジュール実行できる簡易ジョブ実行機能。レポーティングや他の管理作業に利用可能

CSP PassPortのシステム要件

HPE NonStopサーバー Lシリーズ
CSP PassPort GUI Client Windows
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※CSP PassPortは、Computer Security Products Inc.の登録商標です。
その他の会社名、製品名は各社の商標または登録商標である場合があります。

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