IR Transactは、決済トランザクションのエンドツーエンドでの監視を行います。決済処理システムへの入力から出力までの処理時間や処理結果など、決済システムで処理されるトランザクションの「可視化」を実現します。
トランザクションやシステムに何らかの問題が発生した場合のトラブルシュートも容易です。運用者は問題個所のドリルダウン分析を行うことで、短時間で問題の原因を特定し対応を施す事ができます。
IR Transactはルールベースのトランザクション監視機能を備えており、事後対応だけでない「プロアクティブな」システム監視を行う事ができます。ユーザが定義するルールに基づき「特別なトランザクションの発生」や「注意すべき状況の発生」をリアルタイムで検知し、運用者へアラート通知を行います。短時間での顧客対応は顧客満足度を向上させ、問題の事前検知は決済システムの安定運用に大きく寄与します。以下はルールベース監視の利用例です:
IR Transactは、決済アプリケーションだけでなくシステム基盤である各種機器と稼働するソフトウェアまで、サービスとインフラを関連付けて決済システム全体を統合監視することができます。
決済処理システムが顧客と結んだSLAの性能要件を満たしているか否か、Prognosisが収集したトランザクションの統計情報を分析することにより検証する事ができます。
システムが性能要件を満たしていない場合、顧客のトランザクションと関連システムの詳細な分析を行うことでシステムの問題箇所を的確に洗い出し、速やかに改善を施す事ができます。
収集したトランザクションデータの分析により、エンドユーザやカスタマの行動をより深く知ることが出来ます。分析結果は新しいサービスの需要予測やキャンペーン、優良顧客にリソースを多く割り当てるようなシステム最適化に利用する事ができます。
IR Transactは、Microsoft SQL Server上に構築される専用のデータマートを備えています。刻々と発生するトランザクション情報をデータマートに長期間蓄積し、決済処理やトランザクションに関する様々な分析およびレポーティングを行う事ができます。あらかじめ用意されている複数の標準レポートに加え、ユーザの要件に応じたカスタムレポートを容易に作成する事が可能です。
また、トランザクションの応答時間とシステム負荷を関連付けて分析することにより、リソースのキャパシティ過不足を判定することもできます。
※Prognosis,IRは、Integrated Research Limitedの登録商標です。
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