Prognosisは、マルチベンダーで構成されるITインフラ全体を単一のダッシュボードに集約し一元管理します。仮想/物理サーバ群を監視し、ハードウェアやソフトウェアコンポーネント、アプリケーションの稼働状況や性能情報をリアルタイムに画面表示します。
システムに何らかの問題が発生した場合のトラブルシュートも容易です。運用者はダッシュボードから問題発生個所をドリルダウンし、短時間で問題の原因を特定し対応を施す事ができます。
Prognosisは監視対象のシステム環境への短期導入と柔軟なカスタマイズが可能な製品です。各種サーバインフラ(Windows/Linux/Unix,HPE NonStop,VMWare)向けの構成済みの監視画面と多数の監視エンティティを備えており、ユーザは監視対象の情報を設定するだけですぐにモニタリングを開始することができます。
さらに、お客様の監視対象システムに合わせたユーザ独自の監視画面や監視条件の作成、アプリケーションが出力する独自形式のデータの収集など、柔軟カスタマイズを行う事ができます。
Prognosisは、障害発生時に通知を行うだけでなく、障害の発生を予測し事前のアラートを生成することで、障害の発生またはその大規模化を防止する事ができます。
例えばCPUの負荷が一定時間しきい値を越えた場合、運用者に問題への対応を促すアラートを生成する事ができます。さらに、運用者が一定時間アラートに応答しなかった場合、対処用のスクリプトを実行し問題を自動的に解決する自動化処理機能も備えています。
このプロアクティブな問題解決機能は、障害復旧に要する時間の短縮とサービス停止時間の最小化を実現します。
Prognosisは、監視対象からリアルタイムに収集したシステム情報をダッシュボードに表示すると共に、専用のデータベースにデータを保存・蓄積します。データベースに格納された履歴データを基に、システムおよびサービスの分析・評価や各種レポートの作成に利用することができます。
Prognosisは、Windows PCで稼働する専用のクライアントアプリケーションに加え、任意の端末からリモートでのシステム監視が可能なウェブアプリケーションを用意しています。
運用者はノートPCやタブレットからリモートでシステム状況を監視し、適切なアクションを素早く実行する事ができます。
また、IRはiOSモバイル端末でPrognosisのアラートをリアルタイムに受信・処理することができるiOSアプリ「Prognosis First Responder」も提供しています。
Prognosisは、多数のサーバで構成される大規模システムまたは地理的に分散したシステムの統合監視を行う事ができます。Prognosisの拡張性に優れたアーキテクチャは、監視対象のシステムの拡張や変更に柔軟に対応することができ、収集データを集約する管理サーバを対象サーバの数やデータ量に応じて増加させ、さらに階層構造に配置することで小規模から大規模な分散システム構成までシームレスに対応する事ができます。
Prognosisは20年以上に渡り、世界中の金融・通信等のミッションクリティカルなシステムのインフラとして使用されているHPE NonStop サーバー向けのリアルタイムパフォーマンス管理機能を提供しています。
このたびPrognosisは最新のIntegrity NonStop Xプラットフォームにも対応。これまでのNonStop サーバーと同様に、NonStop Xの最新のハードウェアとソフトウェアコンポーネントのリアルタイムの可視化と管理を可能にしました。
※Prognosis,IRは、Integrated Research Limitedの登録商標です。
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